シブズ(Sibs)は、障がいのある兄弟姉妹を持つ子どもや大人を支援する団体で、Monica McCaffreyさんが2001年に設立しました。
子どものきょうだい、大人のきょうだい、両親、専門家のために情報提供、サポート、およびトレーニングを実施しています。
・子どものきょうだいのための支援
7歳〜17歳までの、障がいのある子どものきょうだいを対象としたオンライン情報サービスです。
子どものきょうだいをサポートするのを助けるために、専門家を養成したり、学校のスタッフをトレーニングしたり、きょうだいの支援に関する親や専門家向けの情報を提供しています。
特に、Siblings in School Project が特徴的で、Sibs Talkを含む学校との連携に力を入れています。
★Sibs Talk とは?
学校のスタッフがきょうだいに使用する1対1のサポート介入です。きょうだいの幸福と学習への影響を改善することを目的としています。活動の小冊子にはきょうだいがスタッフと一緒に取り組むための短い10個のセッションが掲載されています。
多くの学校には、きょうだいの経験が原因で学校生活に問題を抱えている生徒がいます。 Sibs Talk は、きょうだいが学校と相談し、学校がこれらのきょうだいをサポートできるように特別に作成されています。
Sibs Talk は、2017/18 年にイングランド中の小学校で試験的に実施されており、Warwick大学はSibs Talkが参加した生徒に肯定的な結果をもたらしたことを発表しました。
・大人のきょうだいのための支援
きょうだいのためのピアサポートグループのネットワークを運営しています。
また、障がいを持つ兄弟姉妹のための将来の計画やケアの管理などの問題に関するガイドを作成したり、きょうだい向けのワークショップやイベントを開催したりしています。
詳細については、シブズのサイト、
滝島真優さんの論文「イギリスにおける学校と支援組織との連携による慢性疾患や障害のある子どものきょうだい支援の実際」
をご覧ください。