きょうだい支援
アクティビティ

おもう

かんがえる

わかちあう

Feeling on a rope

【アクティビティの説明】1本のロープをピンと張り、「◯◯は好きですか?」「最近、きょうだいと過ごす中で困ったことはありましたか」と質問をし、自分の気持ちに該当するロープの位置(例:右端=ある・真ん中=時々ある・左端=ない)に触れてもらう。触れた位置に準じて、その理由を確認し、参加者で思いや経験を共有する。 【対象年齢】小学生~高校生 【活動のねらい】ロープを用いて自分の感情を表現し、日頃感じていることや対処法などを参加者で共有する。 【留意点】・はじめは、答えやすい一般的な質問(◯◯は好きですか?)などからはじめて、徐々に病気や障害のあるきょうだいに関する質問に移行し、参加しやすい雰囲気を作ること・ロープにタッチした後、それぞれ理由を尋ねていくが、言語化することが難しい参加者もいるため、無理には尋ねないなど参加者の状況に応じて対応を変えること 【行ってみての感想】小学生から高校生まで、あらゆる年齢に応じて自分の感情を表現しやすいアクティビティの1つであると感じています。質問によっては、話題が膨らむこともあり、きょうだいならではの思いや経験を共有することができます。 【紹介団体】きょうだい会SHAMS 

かんがえる

わかちあう

僕だったらどうする?

【アクティビティの説明】トランプのようなカードにきょうだいが遭遇しそうなトラブル「電車の中で自分の弟が奇声を上げたら?」というような内容が書かれていて、自分の引いたカードのお題に答えるもの。 【対象年齢】小学生~高校生 【活動のねらい】普段自分たちが遭遇しそうなトラブルに対して他の人たちがどう考えているのかを知ることができる。 【留意点】きょうだいの話だけにならないように「フリー」のようなカードも準備する。 【行ってみての感想】自分のカードの時以外にも相づちが入ることもあった。1周してからは子どもたち自身にそのカードを作ってもらい、同じように取り組んでみた。自分の思っていることを間接的な形で聴くことができるというもの良い点だったと考えている。 【紹介団体】横浜きょうだいの会 

まなぶ

病院スタンプラリー!

【アクティビティの説明】病院内の数か所にスタンプポイントを設置する。子どもたちは、各スタンプポイントに立ち寄って、スタンプを押してもらう。それぞれのポイントで、体験アクティビティがあると楽しい。(例:リハビリ室でリハビリ体験、CT検査室でベッドに乗ったり動かしたり、クイズをしたり等) 【対象年齢】3歳~大人まで 【活動のねらい】病院の様子を知り、体験することができる。各ポイントで、多職種のスタッフから歓迎される。 【留意点】院内で迷子にならないように、スタッフが付き添う。スタッフ全員がPHSなどを持って、子どもの現在位置の確認など連絡を取り合う。各ポイントのスタッフと事前に打ち合わせをする。検査室などが怖い子もいるため、無理はしないように配慮し、楽しい雰囲気作りを心がける。 【行ってみての感想】病院の様子が知れて、とても楽しそう。体を動かせるため、良い気分転換と発散の機会になっている。 【紹介者】新家・佐々木 

かんがえる

まなぶ

わかちあう

きょうだいすごろく

【アクティビティの説明】きょうだいあるあるを参加者にふせんに書いてもらい、すごろくのコマのところにおいてもらう。すごろくと同じで、止まったコマのところのお題で話をする。ボランティアさんにも同様にふせんに書いてもらう。きょうだいではないボランティアさんには、一般的な(好きな食べ物)質問などを書いてもらう。 【対象年齢】3歳~高校生 【活動のねらい】・自分の思いを言葉にして伝える・他のきょうだいが思っていることを知る・自分の思いについて他のきょうだいがどう思っているか、どう対処してきたかを知る 【留意点】楽しく活動できることがメインなので、普通のすごろくのように(2つ戻る、4つ進む、あがり、振り出しに戻る)などがあってもおもしろい。発言を強制したり、だれが書いたふせんなのかをせんさくすることのないように配慮する。 【行ってみての感想】小学生低学年でもボランティアのフォローがあれば単にすごろくとしても楽しめる。中学生以上だと話が盛り上がることも 【紹介団体】横浜きょうだいの会 

たのしむ

なまえビンゴ!

【アクティビティの説明】ビンゴシートに、きょうだいやその兄弟姉妹、参加スタッフの名前を書き入れて、ビンゴの準備をする。ビンゴシートに、デコレーションするのも楽しい。チーム戦にしても楽しい。ビンゴで名前が呼ばれたら、インタビューに応えてみんなの注目を浴びみんなから拍手される。ビンゴしたときのために景品などがあってもよい。 【対象年齢】3歳~大人まで 【活動のねらい】みんなからの注目と歓迎を感じる。チーム戦の場合は一体感を得ることができる。能力ではなく、その時の運にまかせて存分に楽しめる。 【留意点】参加きょうだいの名前は必ず呼ぶ。参加スタッフも楽しくインタビューに応える。インタビューのネタ(きょうだいの得意なこと、好きなこと等)を事前に調査しておいてもよい。 【行ってみての感想】いきいきとインタビューに答える様子が印象的。自分の名前やきょうだいの名前が呼ばれると、とても嬉しそう。わりと小さい子でも、大人と一緒に楽しめるアクティビティです。 【紹介者】新家・佐々木 

かんがえる

まなぶ

わかちあう

ブラッビーおばさんへの手紙

【アクティビティの説明】障がいのある兄弟姉妹を持つ人からの相談のお手紙(架空のもの)をみんなで読み、その悩みにどう答えてあげるかを考えるアクティビティです。 【対象年齢】小学生低学年~大人まで 【活動のねらい】自分と似た環境にある人を助けられるようなアドバイスがあるとしたら、何を伝えるか、ということを考えてみることで、自分の持つ特別な経験が人の役に立つことがあるというのを知ることができます。また、いろいろなメンバーから意見を聞く中で、自分の日常に活かせるアドバイスが見つかる可能性があります。 【留意点】アドバイス案を否定しないルールや、逆に、こうじゃないとダメと決めつけないルールがある方が望ましいと思います。 【行ってみての感想】まだ小さいきょうだいさんでは、話し合い活動よりも遊びたい気持ちが強く、場を壊そうとする行動が見られました。ルールをあらかじめ共有するか、小学4年生以上など、相手の立場を十分に思いやることができる発達段階にあるメンバーのみで行うことも必要かもしれません。 【紹介団体】社会福祉法人ゆうゆう(児童発達支援・放課後等デイサービスamaririsu) 【備考】「きょうだい支援を広める会」のサイト「翻訳冊子」のページから購入申し込みができるSibshopsの冊子(きょうだい支援プロジェクト配布冊子第3版に載っています。